体にやさしいお料理は、野菜が命です
有機栽培を簡単にいうと、化学合成された肥料や、農薬を使用しない農業のこと。
自然と生態系の調和の中でのバランスのとれた栽培方法といえます。
マクロビオティックの考えの中に、「有機でつくられたものを選ぶ」というものがあります。
農薬を使用された野菜と、使用していない野菜ではだいぶ味が違ってきます。
有機栽培された野菜を食べた時、その瑞々しさとさっぱりとした味に、驚くはず。
50年ほど前から、野菜を大量生産できるような農薬や機械が頻繁に取り入れられ、農業は盛んになってきました。
しかし、化学肥料ばかりを使い続けると自然の生態系に悪影響を与えることが次第にわかってきました。
化学肥料ばかりを使用し続けていると、土の中の菌類、バクテリアなどの生物が減少してしまいます。
そしてそのかわり、無機質を好み、極めて危険な毒素を持つという嫌気性生物の細菌が繁殖し、植物を病気にかかりやすくさせてしまうのです。
その対処として大量の農薬を使わなくてはいけなくなり、悪循環となってしまいます。
そこで最近になって行われるようになったのが有機農業なのです。
化学肥料は用いず、自然の仕組みに逆らわない農業を目指しています。
また、有機栽培でない野菜は、栄養価が低くなることがわかっています。
例えば、ホウレンソウ100gの場合。
| ビタミンC | 鉄分 | |
| 1950年 | 150mg | 13mg |
| 1982年 | 65mg | 3.7mg |
| 2000年 | 35mg | 2mg |
その他の野菜にしても、50年で50%以上、栄養価が下がっているといわれています。
これは、収穫するための量を多くするために農薬や肥料を大量に使用したことで、上記で説明したような土中の生態系が崩れたことと、大量生産できるように品質改良を繰り返してきたことで、野菜の栄養価を下げてしまってきたことが原因です。
また、年中その野菜を食べられるようにと、旬ではない野菜を販売してきたことも原因と考えられます。
野菜は旬の時期にその栄養価が最大値になるのです。
ですから、旬でない野菜を食べたとしても、栄養価はそれほど摂取できていないのです。
見た目はとってもキレイなのに、栄養のない野菜。
これが現状です。
野菜は有機で栽培されたもの、また、旬のものを選ぶことがおすすめです。