体にやさしいお料理は、野菜が命です
マクロビの考えには「一物全体」というものがあります。
それは、自然のものをできるだけ丸ごといただくということで、有機農産物や自然農法による食物をいただく、ということにもつながります。
確かに皮ごといただきたい、というものですから、農薬が使われた食物をいただくには気が引けます。そもそも虫を殺すためのものですからね…。
近年、農薬に汚染された米が出回ったり、毒物ともいえる物質が冷凍食品などから検出されたりと、ずさんな食品管理のニュースが飛び交っています。
自給自足をしているご家庭でなければ、普段購入する食品は、自分の全く知らない場所で生産・製造されていることが当たり前です。
しかし、そのようなことが頻繁に起こってしまっているのが事実ですから、やはり目に見える数値や管理が大切になってきますよね。
残留農薬とは、食物に残った農薬のこと。
日本では現在、農薬取締法と食品衛生法により、人体に影響を与える恐れのある農薬の使用を規制しています。
残留農薬に関しても、2006年に制度が定められ、以前よりも残留農薬に対する規制が厳しくなりました。
残留基準も0.01ppm以下(大量に食べても人体に悪影響がない数値)と定められており、一般的には、その基準をクリアした食物のみ販売することができます。
しかし、これらの検査は、輸入品では全体の10%程度しか行われていません。
国産のものもまた、市場での抜き取り検査しか行っておらず、未だ不安は残ります。
農薬といっても種類はいろいろで、殺虫剤、消毒剤、その両方の効果のあるものなど、現在日本で使用されている化学物質の農薬を細かくわけると5500種類にもなるそうです。
残留農薬の濃度は、直接ふりかかるものから高くなっていきますから、一番残留農薬が多いものは葉物野菜だといえます。
次に果物、果菜類、小麦等、根菜類になります。
その危険性は、人間には無害だといわれていますが、葉物野菜の一番外側を洗わないまま小動物に食べさせると、死んでしまうこともあります。
もちろん散布時期やその濃度にもよるのですが、残留農薬はそれほどの力があることは確かです。
丁寧に洗えば90%は落とすことができるといわれてはいますが、自ら危険性のあるものを口にしようとは思えません。
ましてや大切な家族にも食べさせたくはありません。
やはり、まだまだ生産者のモラルによって守られているというのが現状ですから、生産過程や、使用されている農薬をきちんと知ることができる食物を選びたいですね。